キレイにダイエットするには「筋肉を落とさないで脂肪を落とす」ということが重要になります。
そのためには、筋肉の材料であるたんぱく質を摂ることが欠かせません。
でも、実際に、必要なたんぱく質量を食事だけで摂ろうとすると、かなり大変です。
また、肉や魚を調理する過程で、どうしても脂肪や塩分なども多くなってしまいます。
食品に含まれるたんぱく質の中には、筋肉になりやすいものと、なりにくいものがあります。
(ご飯のたんぱく質より、卵や牛肉のたんぱく質の方が筋肉になりやすいです。)
そこで、カロリーを抑えて、良質なたんぱく質だけを摂取できるプロテインが便利というわけです。
しかし、プロテインを飲んだことがない人や、不安に感じている方も多く、全く根拠のない話を耳にすることもいまだにありますので、今回少し触れてみたいとおもいます。
プロテインを飲めば筋肉がつく?
プロテインを薬物のように考えている方がいますが、飲んでもトレーニングしなければ、筋肉が大きくなることはありません。
プロテインから摂っても、他の食材から摂っても、たんぱく質に変わりはないので、プロテインだけ特別に筋肉がつくということもないのです。
メリットといえば吸収スピードが速いことで、ホエイプロテインの場合、1時間程度です。
トレーニング後2時間は、筋肉を合成するゴールデンタイムといわれ、成長ホルモンが分泌されます。
筋トレ後30分以内にプロテインを飲むと、この時間に間に合うというわけです。
これが牛肉だと、消化吸収に5時間くらいかかってしまいます。
プロテインを飲めば痩せる?
プロテインダイエットというものがあるからでしょうか?
プロテインを飲んだからといって、痩せるわけではありません。
ダイエット用と表示されているものもありますが、炭水化物を少なくしてあるだけです。
筋トレをしなければ脂肪になる?
摂りすぎて余ったエネルギーは、体脂肪として蓄積されます。しかしこれはプロテインに限ったことではありません。
ご飯の食べ過ぎの方が、体脂肪に変わりやすいです。
でも、「ご飯を食べて、筋トレをしなければ脂肪になる」という話は聞いたことがないですよね。
筋トレしていなくても、たんぱく質補給として飲んでいいですし、お年寄りが飲んでも大丈夫です。
合成だから身体に悪い?
プロテインの原材料は牛乳や大豆です。副作用などもありません。
ただ、その牛乳の産地や牛のエサまでは表記されていません。
そういった部分にもこだわるナチュラル思考な方は、オーガニック無添加のものを選んでください。
オーガニックプロテインは、海外製品の方が種類が豊富です。
海外のプロテインは何が入っているか分からない、と思うかもしれませんが、アメリカのFDA(日本の厚生労働省にあたる)のサプリメントの審査基準は、日本よりも厳しいと言われています。
プロテイン=たんぱく質
ラテン語で「一番大切なもの」という意味です。
筋肉はもちろん、内臓や骨、血液をつくるものです。
美肌のためにもたんぱく質は必要です。
ダイエットしてもたんぱく質が足りないと、やつれた感じになってしまいます。
トレーニングしている方はもちろん、美容と健康のために、たんぱく質摂取量を見直してみてください。
特に筋肉を増やさなくてもいい方 1日あたり 体重×1.0g
トレーニングしている方、ダイエット中の方 1日あたり 体重×1.5g〜2.0g
プロテインは飲まなくてもいいのですが、とにかく便利です。
朝食でパン一枚だけの人は、プロテインを加えることで栄養バランスが格段に良くなります。
間食にチキンはなかなか食べられませんが、プロテインならシェイクするだけ。
それに、最近のプロテインはとても美味しいです。
ただ、たんぱく質摂取を全てプロテインに頼ってしまうと、内臓の機能が低下してしまう恐れがあります。
肉も魚も食べて、足りない分をプロテインで補うといいと思います。