会社の重要な役割を担っている人が、
急用でお休みしたとします。
そうすると、その人の役割を、
誰かが代わりにやることになります。
でも、代わりの人は自分の仕事で忙しく、
そんなことをしている余裕はありません。
それでも断りきれずに引き受けてしまい、
自分も体調を崩してしまう…
うーん、よくありそうな話ですね。
カラダの一部が使えないと
カラダの中でも、同じようなことが起きています。
例えば「股関節」を使えていない人が、本当に多いです。
ものを持ち上げる時。
こんな感じになっていないですか?
えっと、イスを振り下ろしているのではなく、持ち上げてるイメージです。
これは、トレーニングをちゃんとしている人は、すぐ分かると思いますが、
典型的な、股関節を使えていない人の動きです。
この間のブログにも書きましたが、「それが普通」になっちゃってる。
股関節が使えないとなると、だいたいお隣の、膝か腰の負担が増えます。
腰痛の原因が股関節にあるということは、結構多いんです。
腰が痛いからお医者さんに行くんですが、
「腰に異常はありません」と言われ、湿布薬をもらってきます。
腰が痛いから湿布を貼るというのは一時的に良くなるかもしれませんが、
根本的な改善にはなりません。
実際に、−股関節を正しく機能させたら腰痛が消える−
という例は、僕のみてきたお客様だけでもかなりの人数です。
股関節が使えていると、こうなります。↓
僕は、「股関節をキメる」と言ったりします。
股関節をキメると、いいことがたくさんあります。
- 姿勢が整う
- ヒップアップできる
- バランスが安定する
- 腰痛の予防
- ひざ痛の予防
- 疲れにくい
「キメる」という表現は、通常はあまりしないかもしれませんが、
柔軟性があって、安定するための筋力が発揮できる
という意味で使っています。
股関節というと、とにかく柔軟性という方が多いですが、
動作に耐える筋力がないと正しく機能しません。
股関節の6つの動き
股関節の動きとしては、
曲げる 伸ばす
開く 閉じる
内に捻る 外に捻る
股関節だけでもこれだけあります。
そして、足−膝−股関節−体幹部…
いろんな要素が噛み合って、一つの動作になります。
股関節がうまく機能していないと、
↑こんな立ち姿勢になったり…
ちょっとバランスを崩すと、
↓こんなことになってしまうかもしれません。
股関節は、人体で一番大きな関節です。
なので、当然そこがしっかり使えた方が、身体を支える上では有利です。
骨盤とも密接な関係にあり、とても重要な関節と言えます。
お気づきかもしれませんが、
股関節がキマっていないと、「部分やせ」もできにくいのです。
股関節まわりの筋バランスを、もう一度見直したいものです。
女子向けのフィギュア買おうかな…