ダイエットの相談を受けていて、よく聞かれることのひとつに、
「ダイエット中、お酒を飲むなら、何がいいですか?」
というものがあります。
このような方は、恐らくカロリーを気にされているんだと思います。
ご存知の通り、ビールは糖質を多く含みます。
量も多く飲めるので、太りやすいと言えます。
女子向けの甘いカクテルは糖質も多いので、避けた方がいいです。
抗酸化ということを考えるなら、赤ワインがいいかもしれません。
赤ワインに多く含まれるポリフェノールは、ビタミンCより数倍強力な抗酸化作用がある言われています。
カロリーよりも…
…なんですが、実は、カロリー云々ではなく、アルコールそのものが良くないです。
カロリーは、一緒に食べるものでコントロールできます。
アルコールを摂取した場合、カラダはアルコールの分解を優先します。
脂肪をエネルギーに変えたり、糖質を筋肉に送ったりすることは後回しです。
つまり、太りやすくなります。
飲み過ぎると、筋肉を分解する作用が高まるため、
ダイエットで筋肉を落とさずに脂肪を落としたい人にとっては、
あまりいいことはありません。
なので、飲む場合は、できるだけアルコールの害を抑えて、カラダに負担がかからないようにしたいです。
アルコールを速く分解するには
先日、友人の結婚式があり、お嫁さんが熊本の方でした。
そのお嫁さんのお父さんが、
「熊本は、みな焼酎です。焼酎は、悪酔いせんとですよ。」
と言って、どんどん焼酎を勧めてくれました。
ビールやワインなどの醸造酒は、いくつかのアルコールがブレンドされているのですが、
それに比べ、蒸留酒である焼酎やウイスキーのアルコールは1種類です。
カラダにとっては、1種類のアルコールだけ分解する方が楽です。
ビール→ワイン→日本酒
とやってしまうと、分解できていないのに、敵が増えて追いつかなくなり、大変です。
もうひとつ気をつけたいのは、アルコールの量です。
アルコール度数が高いものは、それだけ分解に時間がかかります。
いくら焼酎は蒸留酒だからといって、ロックでガバガバ飲んでいたら、知らないうちに足にきていた、なんてことになってしまいます。
ロックで飲むならチェイサーと一緒に。
ほろ酔いを持続させる大人の飲み方を、身につけましょう。
二日酔いを防ぐアミノ酸
アルコールを分解できるスピードは、個人差があります。
お酒が強い人は、アルコールの分解が速いです。
私は強そうに見られますが、実際はそれほど強くありません。
私のように、弱いけど飲めてしまう人は、この方法を試してみてもいいかもしれません。
「ハ◯チオールCが、二日酔い予防に効く」という話を聞いたことがありませんか?
これは、ハ◯チオールCに含まれるシステインというアミノ酸の作用です。
システインは、アセトアルデヒドの分解を促進してくれます。
そして、アルコールを分解する酵素のサポートもしてくれます。
実際にシステインを飲んでから飲みに行くと、かなり調子がいいです。
ホエイプロテインにもシステインが多く含まれるので、飲み会の前にプロテイン、というのもアリかもしれません。
ついでの説明で申し訳ないですが、システインは、美肌作用や、抗酸化にも関係してきます。
これは1200円前後で買えます。↓
「酒は百薬の長」と言うように、お酒は少量であれば、健康にいいことも認められています。
好きなお酒を飲むのがストレス解消になるなら、それもいいと思います。
でも、泥酔はだめですよー!