前回のブログで、僕のビタミン大量摂取の理由を書きました。
そして、ビタミンCは特に重要な働きがあり、
それらの作用を期待する場合は、欠乏しない程度の量ではなく、
もっと多く摂りましょう、ということでした。
でも、「ちょっと問題もでてくる」というところで終わりました。
今回は、ちょっと専門的な内容になります。
ビタミンCの副作用?
ビタミンCは水溶性なので、
過剰摂取もそれほど気にしなくて大丈夫なのですが、
実は、ビタミンCだけを大量に摂った場合、
別の問題が起こる可能性があります。
僕のように、ビタミンCを多く摂る場合は、気をつけて下さい。
ビタミンCの抗酸化作用というのは、
耳にしたことがあるかと思います。
活性酸素は、DNAを傷つけ、老化やがんの原因になります。
活性酸素には何種類かあるのですが、
ビタミンCが効果を発揮するのは、
スーパーオキシドという活性酸素です。
特に、運動をすると、スーパーオキシドが多く発生するのですが、
ビタミンCは、スーパーオキシドを、
それよりも害の少ない過酸化水素という活性酸素に変えてくれます。
なので、ビタミンCが体内にたくさん存在すると、
過酸化水素もたくさんできます。
それだけならいいのですが、この過酸化水素が、
体内で化学変化を起こし、
一番酸化力の強い活性酸素、
→ヒドロキシラジカルを生み出してしまう、
という恐ろしいことになります。
抗酸化のために、良かれと思ってビタミンCを摂っていたら、
逆効果という可能性があるんです。
※フェントン反応といいます。
ビタミンCとEはセットで
ヒドロキシラジカルが大量に発生したら大問題です。
でも、安心してください。
ヒドロキシラジカルに強いビタミンがあります。
それは、ビタミンEです。
ビタミンEが、ヒドロキシラジカルをやっつけてくれるのです。
でも、ビタミンEは活性酸素を無害化して、
自分も酸化されてしまいます。
ここでまたビタミンCが活躍します。
なんと、ビタミンCには、
酸化されたビタミンEを再生するという働きもあります。
助け合っているんですね〜。
なので、ビタミンCとEは、セットで摂るようにしましょう。
抗酸化酵素サプリに注意
また、ヒドロキシラジカルの発生を抑えるには、
SODという酵素が有効です。
だからといって、
酵素を外から摂取しても意味がありません。
酵素=たんぱく質です。
酵素を摂っても胃酸で分解されて、体内で酵素としては働きません。
体内で酵素ができる確率を高めればいいわけです。
そのために、
主酵素であるたんぱく質と、
補酵素であるビタミン、ミネラル
をしっかり摂る必要があるのです。
抗酸化を期待するのであれば、
- ビタミンC
- ビタミンE
- ポリフェノール
- αリポ酸
- コエンザイムQ10
などのビタミンや、抗酸化物質をおすすめします。
「酵素サプリ」には、注意が必要です。
こういう商品は、”酵素は食事からは摂取しにくいため、
サプリメントで摂る必要があります”と書いてあったりします。
大ウソです。
摂って意味があるのは消化酵素だけ。