保険会社と交渉しました
交通事故の過失割合、
ちょっとでも動いていたら過失割合がゼロにはならない
という話は、よく聞きます。
4月に車をぶつけられる事故に遭い、
保険会社に相談したところ、
「10:0は無理です」という説明を受けました。
ただし、
「どうしても10:0を主張されるなら、
保険会社同士ではできないので、
個人的に相手の保険会社と交渉してください。」
と言われました。
大抵の人は、面倒だから保険会社に任せる
という選択をすると思うのですが、
僕としては、金額云々よりも、
いわゆる「常識」を覆すチャンスです。
貴重な経験ができると思い、
喜んで個人的に交渉する手段を選びました。
とは言え、相手はプロです。
向こうに不利になる情報は、一切出してきません。
「当社の見解としては…。」
の一点張りです。
こんな事故でした
簡単に事故の状況を説明すると、
僕は二車線の道路の右側の車線を走行、
左車線にウィンカーを出さずに停車していた車があり、
横を通過した際に、
その車が左車線から一気に右折を試み接触。
左側の後ろ半分がベッコリ、
ドアが開かなくなりました。
幸い体は無事でしたが、
一歩間違えば大事故だったと思います。
左車線からの右折なので、普通に考えておかしいのですが、
相手の保険会社は
「この場合は、7:3になります。」
左車線からの車線変更ということで片付けられそうになりました。
相手のドライバーの事故当時の証言から、
車線変更ではなく右折であったこと、
そして、
当たったのがこちらの後ろ半分、
という物的証拠をもとに、
予測ができず、こちらの前方不注意にはならない
(むしろ、どうしたら避けられたのか教えて欲しい)
という主張をまとめました。
お金の話でだいたい揉めます
あとは金額の話になります。
修理の場合は50万の見積もりが出ました。
そして、現在の車の価値は…
半分以下の22万でした(苦笑 )
まあ12年乗ってますからね。
例えば過失割合が8:2だと、
自分の車と相手の車の修理費用の2割を
こちらが払わなくてはいけません。
自分の分はまだしも、
相手の修理費用は1円も払いたくありません。
ここでこちらの戦略を考えます。
半年後に車検という状況も踏まえ、
お相手の保険金を頭金にして、乗り換えることにしました。
修理するという選択肢は、なし。
ただし、「修理するかも」というカードをチラつかせながら、
交渉しました。
相手も、こちらが修理するのか廃車にするのか、
しきりに伺ってきます。
最後まで、教えませんでした(笑)
相手としては、過失割合よりも、
払う金額を少なくしたい、
(つまり修理してほしくない)
そういった意図が透けて見えました。
このあたりを突いて、
のらりくらり戦法でいったら、
結果、9:0で OKになりました。
ちょっと詰めが甘かった部分もありましたが、
「こちらの過失割合をゼロにすること」
が目的だったので、ミッションクリアです。
常識を疑え
僕は普段から、「常識を疑う習慣」があるので、
10:0がダメでも、どうにかなると思っていました。
愛車とはお別れになりましたが、
保険会社に言いくるめられることなく、
自分の主張を通すことができたので、
タダでは転ばなかったというか、
そういった意味ではプラスの経験になりました。
世の中の常識や、専門家が言っていることには、
必ずと言っていいほど、裏があります。
カラダのことも、同じですよ〜。
あきらめないでくださいね。