脚やせのモニターになっていただいた
60代のM様。
「太ももが細くならない」というのが悩みでした。
以前からジムでお見かけしていたのですが、
ご相談にみえた時は、
過去最高に大きくなっていました。
お話を伺うと、
体調を崩されて、その間トレーニングができず、
太ってしまったそうです。
気になる太ももに関しては、
「昔から、脚はどうしても細くならない」
ということでした。
体重を落としながら、
下半身を細くする方向性を確認します。
ダイエットも勉強されていたようなので、
食事の方は、まずご自分のペースで
やっていただくことにしました。
最初のうちは結果が出にくく、
たしか1ヶ月目は体重が増えました。
炭水化物の量や食べるタイミング、
お酒を飲む回数などを改善し、
1ヶ月1kgペースで無理なくダイエットできました。
4ヶ月の変化
足首の安定が悪い
M様は、足の土踏まずのアーチが、
うまく機能していない状態でした。
前に踏み込むとヒザが内側に入り、
股関節まわりの筋肉も働いていないようでした。
これでは血流も滞り、
脂肪もうまく燃焼してくれません。
そこで、まずやっていただいたのが、
『足の指を曲げること』です。
足の指の関節は、手の指と同じように、
親指は第2関節、その他の指は第3関節まであります。
このラインをMP関節と言ったりします。
このラインから曲がるようになると、
足の指でもグーにした時に、
拳のようにみえます。
足の指を90°曲げるのが目標です。
とはいえ、Mさんは最初、
30°くらいしか曲がりませんでした。
かなり痛みを伴う時期もありましたが、
ご本人の努力の甲斐あって、
ほぼ90°曲がるようになりました。
このように、最初は曲がらないし痛いのですが、
必ずできるようになります。
そして、足の指を機能させて、
歪まない土台をつくることが、
脚やせの第一歩なのです。
女性ホルモンと部分やせ
50代、60代の女性は、閉経後、
女性ホルモンの分泌が少なくなります。
太りやすくなって、ダイエットも大変なのでは?
と思われるかもしれませんが、
実は、「部分やせ」には有利に働きます。
女性の場合、
脚やお尻に脂肪がつきやすいのは、
まさにこの女性ホルモンの影響なのです。
女性は妊娠、出産に備え、
子宮のまわりに脂肪を溜め込む必要があります。
しかし、お腹まわりに脂肪がつきすぎると、
胎児の成長の妨げにもなります。
そのため、脚やお尻につきやすいということです。
ということは、
女性ホルモンが減ると、
脚やお尻の脂肪は落ちやすくなります。
閉経後は、「下半身やせ」のチャンスです。