O脚

O脚は、骨の変形ではない場合がほとんどです。

O脚というと、骨が変形していて、手術しなければ治らない…
そんな風に考えている方も多いかもしれません。
実際は、筋肉のバランスが崩れ、関節に歪みが生じて、脚が曲がっているように見えるだけなのです。
まれに手術が必要な場合もありますが、ほとんどがこのタイプです。

legs



O脚のパターン

O脚の改善方法は、ひとつではありません。なぜならO脚にはいくつかのパターンがあるからです。
テレビや雑誌でよく紹介されている、「O脚改善にはこの体操」というのは怪しいです。
原因を把握し、自分に合ったやり方でなければ、改善どころか悪化してしまうことがあります。
それも股関節、膝関節、下腿、足部…と細かくみていかなければいけません。
歪み専門トレーナーならではの、O脚パターンの判別法があります。

o_kyaku_001



O脚が、なぜ運動で治るのか

私は治療家ではないので、「治療する」とか「治す」といった言葉は使いませんが、正しく運動させることで、結果的に治ってしまう、ということが起きます。
O脚も同じです。そもそもO脚はケガや病気ではないので、正しい関節運動を取り戻し、O脚になりやすいような身体の使い方を変えれば、改善します。
ただ、そこまで読みとれるトレーナーがなかなかいない、というのが現状です。
内ももでボールを挟むようなエクササイズだけでは、改善は難しいでしょう。



O脚改善のイメージ

①筋肉、関節の両面から「かたより」をなくす
まずは、O脚の主な原因となっている筋肉の偏ったバランスを整えます。
木の枝をイメージしてみてください。枝の先端にゴムを付けて、両側から引っ張ります。
外側から引っ張る力より内側から引っ張る力の方が弱ければ、外側に傾きますよね。
人間の身体で言うと、骨に付いている筋肉の、引っ張り合う力のバランスを整えるわけです。
必要に応じて、関節も調整しながら、筋バランスを整えることが重要になります。
こわばりがある筋肉はゆるめ、使えていない筋肉を目覚めさせるように仕上げていきます。
こうすることで、骨の配列が整ってきます。
o_01



②改善のエクササイズ

筋のバランスが整ってきたら、改善のための正しい運動です。

単純な運動から、実際に身体を支えたり、負荷をかけても崩れない状態をつくります。

また、これを行うことで、歪みを整えながらトレーニングできる、というメリットもあります。
ご自分でできるエクササイズもご案内します。

o_02



③日常生活の動きを変える

普通に生活してO脚になっているということは、トレーニングで改善しても普通に戻ったら、またO脚になりやすい、ということです。

O脚改善の一番のポイントはここです。

日常の動きこそが、O脚を作りあげています。

ご自分では気づいていないかもしれない、O脚になりやすい姿勢や身
体の使い方、動きなどを修正します。

o_03


改善の目安

O脚の状態に個人差がありますが、少なくとも1回で完全に良くなるというものではありません。

また、状態によっては、こちらで改善できない場合もありますので、まずはカウンセリングを受けてみてください。

O脚改善は、根気が必要です。本気で取り組んでいただける方だけに、おすすめします。