美肌といえば、コラーゲンです。
これはもう、説明がいらないくらい浸透していますよね。
肌だけでなく、美しい髪や爪を保つためにも必要なのですが、30代後半くらいから、年齢とともに減少しやすいと言われています。
このコラーゲン、私なんかは特に意識して摂っているわけではないのですが、年齢の割に若く見られます。
な〜〜んでか?
実は、筋肉を発達させる過程に、その秘密が隠されているのですが、
世の女性はというと、化粧品やスキンケアにはお金をかけるけど、こういったことは全く知らないという人も、少なくありません。
ご存知の方も多いかと思いますが、コラーゲンというのは、体内で合成されます。
ということは…?
コラーゲンを合成しやすい状態をつくることが、美肌づくりのカギになります。
そのためには、コラーゲンの材料をしっかり摂る ということをおすすめします。
その材料というのが、たんぱく質とビタミンCです。
コラーゲンは主にプロリンやグリシンといったアミノ酸からできますが、
たんぱく質を摂っていれば不足することはありません。
プロテイン摂取はコラーゲンの合成にも役に立つんです。
わざわざコラーゲンを摂らなくても、
充分なたんぱく質とビタミンCがあれば、体内でつくられるというわけです。
ビタミンCについては、どのくらい摂ればいいかというのは個人差がありますが、水溶性なので、多めに摂っても害にはなりません。私は毎日1,000mg以上は摂っています。(厚生労働省が定めるビタミンC所要量は100mgですが、これは欠乏症を防ぐための最低摂取量です)
しかし、不足しやすいものもあります。
コラーゲンの材料として、もうひとつ大切なものが、アルギニンです。
アルギニンというのはアミノ酸の一種で、血流を改善したり、成長ホルモンの分泌に関わってくるので、ボディビルダーの方なんかにはお馴染みのサプリメントです。
実は、このアルギニンが、コラーゲンの合成に欠かせないのです。
ただし、注意点があります。これはアミノ酸全般に言えることですが、独特な味や匂いがします。
アルギニンはドブみたいな臭いがします。そのまま飲むと、オエーっとなります。
また、大豆プロテインには、アルギニンが多く含まれます。(ホエイプロテインにはアルギニンが少ないです。)
美肌効果を考えて、大豆プロテインに切り替えるという選択もありかもしれません。
では、「コラーゲンそのものを摂る」ということは意味がないのでしょうか?
そのようなことが言われているのは、次のような理由です。
コラーゲンを摂ってもアミノ酸に分解されてしまうから、コラーゲンとしての効果はない。
しかし、最近の研究では、コラーゲンを摂取することでシワがなくなったり、肌がハリを取り戻したという結果もでています。
また、コラーゲンが分解される過程でペプチドになり、それがコラーゲンをつくる細胞を活性化させる役割をしている、という報告もあります。
なので、コラーゲンを摂ることも、とても有効な手段だと思います。
ただ、コラーゲンを含む食べ物は、往々にして、脂肪が多いです。
コラーゲンコラーゲンといって、手羽先やもつ鍋ばかり毎日食べていたら、間違いなく太ります。
太らないのは、※百老亭のフカヒレスープくらいですかね?
※百老亭…松本市の大名町にある中華料理店
結論としては、
コラーゲン合成に必要な環境を作った上で、食べ物からも意識して摂るようにすると、いいと思います。
私の場合は、筋肉をつくるのに良い環境を整えている結果、コラーゲンの合成もうまくできていると考えられます。