食べたいものを食べ続けて、
「太く短く生きる」
というマインドセットの人がいる。
個人の生き方の問題だから、
とやかく言う必要はないと思うが、
少なくとも、
暴飲暴食を「太く生きる」とは言わない。
そういう人に限って、
病気になると後悔する。
じゃあ、今まで何だったのか?
どうせそうなるなら、
最初から健康を考えておけばいいのに。
ちょっと考えれば分かりそうなものだが、
病気にならなければ気がつかない。
こういう人は、
病気になるのは運だと思っている。
「あちこち検査に引っかかって、ツイてない」
「今年は厄年だから」
というような具合だ。
原因と結果の法則というものを無視している。
運もあるかもしれないが、
かなり高い確率で、病気になるような
行動をしていることに、気付いていない。
大食いで笑いをとるな
だいたいクラスに一人は、
デブキャラの人気者がいる。
彼らの悪い癖として、
大食いや早食いネタで、笑いをとるフシがある。
笑いがとれてしまうから、さらに加速する。
たしかに、豪快な食べっぷりは、
どこか人を幸せにするものがある。
それを見て周りが喜ぶ、
みんな幸せになるならいいのだが、
デブは自分の体を犠牲にして笑いを取っている。
周りの人も考えたほうがいい。
友達のデブを早死にさせるのは、
あなたのリアクションにも一因がある。
中にはどれだけ食べて飲んでも
長生きする人もいる。
でも、確率としては、かなり低い。
確か、タレントの「内山くん」は、
余命5年と宣告された。
「ブッチャーは生きてるじゃないか!」という人は
実験してみてもいいかもしれない。
でも、後悔するなら、
今からでも、ちゃんと考えた方がいい。
太く長くという選択肢
じゃあ僕はどういう考え方かというと、
太く長く生きたいと思っている。
夢とか野望とか、達成感を持ちながら、
長く生きることはできるはずだ。
栄養の面から言えば、
多くの病気や不調の原因が
糖化と酸化であり、
たんぱく質不足、ビタミン不足、糖質過多。
だから、病気にならないためには、
高タンパク、メガビタミン、低糖質。
というのが僕の答えだ。
いつもストイックな食事をしていると
思われるかもしれないが、
そうでもない。
好きなものを食べながらしっかりケアする、
そうすれば、さらにあと何十年も
美味しいものを食べ続けられる。
メリハリがあった方が
感覚が研ぎ澄まされ、より美味しく食べられる。
栄養について知らなすぎ
元を辿れば、この国の教育が悪い。
栄養について、ほとんどの人が知らない。
だから、み◯もんたが
「ココアが体に良い!」といえば買う。
スーパーから納豆が消える、サバ缶が消える。
普段の食事がメチャクチャなのに、
お手軽、簡単に、
日頃のツケを解消したがるのだ。
長野県は、長寿日本一と言われているが、
実は、健康寿命のランクはかなり下がる。
脳卒中が多い長野県の取り組みとしては、
野菜を1日350g摂ったり、
減塩を薦めたりしている。
もっと効果的なことがある。
「ビタミンを摂れ、漬け物をやめろ」
と、はっきり言えばいい。
ついでに言えば、
「魚を食べろ、大盛りは罰金。」
平成もあと少し。
稀勢の里、引退。
でも僕たちは、まだまだこれから。
そろそろみんな、
健康にシフトする時なんじゃないのかな。