単品ダイエットにご用心
こんにゃくダイエット、おからダイエット、朝バナナ…
様々な単品ダイエットが流行し、なくなっていきました。
それはなぜでしょう?
デメリットが大きいからです。
ダイエットをする上で、
減らしてはいけない栄養素があります。
それを知らないと、たとえ痩せたとしても、
- 免疫力が低下したり
- 筋肉が分解されてしまったり
- 肌が荒れやすくなったり
- 骨が弱くなったり
- ダイエットが嫌いになったり
というリスクが高くなります。
今年書いたブログにも、このあたりのことを書いているので、
2016まとめ的な感じで、記事のリンクを貼っておきます。
脂肪をカットしてはいけない
脂肪はダイエットの敵、と思われているのですが、身体にとっては、なくてはならない栄養素です。
特に、必須脂肪酸は、体内では合成できないので、外から摂る必要があります。
不足すると、動脈硬化や高脂血症などのリスクが高まります。
女性ホルモンのバランスも崩れてしまいます。
余分な脂肪は減らしていく必要がありますが、脂肪を完全にカットするダイエットはおすすめできません。
どうしてもカットする場合は、EPAやオメガ3のサプリメントだけでも摂っておきたいです。
★油について、もう少し詳しく書いた記事はコチラ
たんぱく質はもっと必要
厚生労働省の日本人の「食事摂取基準(2015年版)」によると、
一般の成人女性のたんぱく質摂取の推奨量は、
体重×0.8g程度です。
ただし、これは運動もダイエットもしていない普通の女性の場合です。
一方、乳幼児のたんぱく質の推奨量は、
体重×1.4g程度です。
これはどういうことかと言うと、
成長期の子供や、トレーニングをして筋肉をつけたい人は、
たんぱく質が多めに必要になるということです。
ダイエット中というのは、脂肪や炭水化物のカロリーを抑えるため、たんぱく質が分解されやすくなります。
たんぱく質が分解されると筋肉が減ってしまいます。
それを防ぐには、通常よりも多くのたんぱく質が必要になります。
私のお客様には、体重×1.5〜2.0gをおすすめしています。
★プロテインはちょっと…という方のためのブログ
★筋肉づくりと美肌の共通点とは?
ビタミン・ミネラルを摂らないと死ぬかも
大航海時代、野菜や果物を摂らずに何ヶ月も海に出ていた船乗りたちが、バタバタと亡くなりました。
当時は原因不明だったようですが、これがビタミンCの不足によって起こる壊血病です。
日本でも明治時代には、ビタミンB1不足のため、脚気でたくさんの命が失われています。
その他にも、ビタミン欠乏症で、深刻な症状に陥ることがあります。
ビタミン・ミネラルは、綺麗に痩せるためには欠かせません。
筋肉を作るためにも必要な栄養素です。
また、不足分を補うだけでなく、
さらに多く摂ることで、身体の機能を高めることができます。
★「ビタミンを多く摂ると、何がいいのか?」というブログ
まとめると、どんなダイエットをするにせよ、
- たんぱく質
- 必須脂肪酸
- ビタミン・ミネラル
は不足しないようにしましょう。
ということです。
ところで、ここまでお読みいただいた方の中に、
「炭水化物はカットしてもいいのか?」
と思われた方もいらっしゃるかと思います。
炭水化物をカットする場合は、ルールがあります。
こちらは、またの機会にお伝えします。
Merry Christmas !
2016年もあとわずかです。
今年は土曜日のクリスマス・イブ。
皆様、いかがお過ごしでしたでしょうか?
なにかの本で読んだのですが、
土曜のイブは6年に1回しかないんだそうです。
6年後も、健康でありたいですね。